失敗したオーナーの体験談

介護業界のフランチャイズに参加したものの、残念ながら失敗した人の体験談を紹介します。
今後、起業を検討されている方は、しっかりと目を通してくださいね。

ノウハウだけではダメなんです、開業にはビジネスの経営手腕だけでなく、人間力も大いに必要だと痛感しました

男性 30代 元 システムエンジニア
私の場合は一応現在も経営が続けられているので、完全な失敗とは言えないかもしれませんが・・・。
開業後、6か月の集客があまり良くなかったので、多くの負債を背負う形になってしまいました。
完全な黒字化を達成するのには、まだまだ時間がかかりそうです。

理由として考えられるのは、良いケアマネージャーとの出会いに恵まれなかったこと。
私自身がそれほど社交的な性格というわけでもなく、また新規事業所として信用してもらえなかったため、フランチャイズ本部のサポートも虚しく、なかなか利用者の獲得に繋がりませんでした。

ケアマネジャーとの意思疎通、開業にはビジネスの経営手腕だけでなく、人間力も大いに必要だと痛感しました。
ノウハウだけではダメなんです。
オープン当初はほとんど利益がないまま、スタッフの人件費や事務所の家賃などでどんどんお金が出て行くばかり。

今思い出しても冷や汗が出るほど苦しい日々でした。
時に辛く、辞めてしまおうと考えたことも何度もありました。
それでもがむしゃらに営業や販促ツールによる情報発信を続けた結果、少しずつ利用者が増えて行ったんです。

しかし、出足で躓いてしまうと、ダメージはかなり後まで尾を引きます。
資金面もそうですが、精神的にも引きずってしまうんです。

利用料の大部分を回収できるのは数ヶ月先になりますし(保険適用のため)、利用者が増えれば、その分人件費も嵩むからです。

自転車操業にも限度がありますから、開業前の事業計画と予算繰りは、慎重に行うことをオススメします。
想定外のことも発生します。

最初から上手くいかないことも懸念し、ある程度先を考え資金を蓄えた上で始めるのが良いですね。

経費をできるだけ抑えようとした結果、スタッフの離職が後を絶たなかったのです

男性 50代 元 会計士
社会貢献事業での独立を考えていたので、介護関係で開業できたらという思いがありました。
また妻が介護ヘルパーの資格を持っていたこともあり、一般住宅を利用できるデイサービスフランチャイズに加盟。

自宅を改装して開業しました。
周囲に介護施設が少なかったこともあり、集客には困りませんでした

しかし、運営していくうちに介護サービスの厳しい現実に直面しました。

経済的な余裕がない高齢者に低料金で利用してもらうため、経費をできるだけ抑えなければならない。
そのため離職するスタッフが後を絶たなかったのです。

ある程度の金銭的な余裕をもっておくこと、そして資金繰りの大切さを感じました。
また、いわゆるボケの症状を呈している利用者をケアする苦労も思った以上に大きく、心身ともに疲れ果てる日が続きました。

集客ができても、スタッフが元気に働くことができなければ、どうにもなりません。
介護関係の仕事は、やはりボランティア精神が高くないと、継続は難しいと思います。事業利益を優先してしまうと、サービスが二の次になってしまいますから…。

いかがですか?

やはり介護は特殊な業界なので、営利だけでない慈善の精神も要求されると、知っておく必要があります。
また、オーナーの苦境を親身にサポートする本部を選ぶことは、とても重要。

説明会に訪れた際、店舗実績やノウハウの蓄積があるか、開業前後にはどのような支援体制を整えているのか、しっかりチェックしてください。

また金銭的な不安がある場合は、資金サポートの有無も忘れずに確かめるようにしてくださいね。

起業して全ての人が成功するわけではありません。
念には念をいれて、想定外の事が起きることも考慮して始めることが大切です。